青学大・原監督「コロナに負けるな!大作戦」ジョギングも自粛警察取締受けていた
「全日本大学駅伝」(11月1日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間)
監督記者会見が31日、オンラインで行われ、優勝候補の青学大・原晋監督(53)は「コロナに負けるな!大作戦」で2年ぶりの優勝を誓った。
新型コロナの影響でスポーツ界だけでなく日本全体にネガティブ思考が広がっている。駅伝界でも今季はコロナ禍により大学三大駅伝の1つの出雲駅伝が中止。寮生活の部員には厳しい制限をかけ活動を続けていたが、「朝のジョギングで自粛警察的な一般のご理解をいただけない方々からの誹謗(ひぼう)中傷や悪意を持ったお電話等々もいただいた。そこをどう指導者が守ってあげるか」とコロナ禍での活動への苦悩を明かした。
やっとの思いでたどり着いた駅伝シーズン開幕。異例の初戦に名将は「相手は駒沢さん、東海大学さんではなく、コロナ。ウイルスに負けない、ポジティブな世の中の展開にしていきたい。駅伝を通して、若者のはつらつとした走りを届けていきたい」と力を込める。
30日には区間ごとのエントリー選手が発表され、補欠登録となっているエース・吉田圭太(4年)が何区で起用されるかにも注目が集まる。原監督は吉田とともに「精神的な支え」と信頼を寄せる主将・神林勇太(4年)を中心に「トータルで勝っていきたい。目標は優勝です」と力強く語った。