「フィギュアスケート・西日本選手権」（３１日、京都アクアアリーナ）

　女子はショートプログラム（ＳＰ）首位の坂本花織（２０）＝シスメックス＝がフリー２位の１２９・８３点、合計２００・２３点で優勝。ＳＰ２位の三原舞依（シスメックス）はフリー１位の１３０・３７点、合計１９４・８７点で２位に入り、２年ぶりの全日本選手権（１２月２３日開幕、長野）に出場する。

　後半乱れた演技に坂本は「正直情けない演技だなと思った」と悔しさをにじませた。フリー曲「マトリックス」は、複雑な構成で体力を消耗するプログラム。２季連続で使用しているが、この日は後半にジャンプミスが続いた。「スピードをちょっと落として確実に跳べるようにしていこうかと考えてしまって」と珍しく雑念が湧いたという。

　それでも、うれしい刺激もあった。昨季は体調不良で休養した同門の三原が、好演技でフリー首位。総合２位で久々に２人で表彰台に並んだ。ノービスから一緒に戦ってきた親友の復活に「負けたくないという気持ちが、舞依ちゃんが復帰したことによって芽生えてきた」とライバル心を燃やした。