スーパー1年生・三浦、区間賞で圧巻の学生駅伝デビュー「良い記録を出せた」

 「全日本大学駅伝」(1日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)

 1区(9・5キロ)は順大の1年生・三浦龍司が区間新となる27分7秒で区間賞を獲得した。

 スーパールーキーの快進撃は止まらない。序盤から先頭集団に食い込むと、ラストスパートで一気に加速しトップでたすきをつないだ。レースを振り返った三浦は「予選会に続いて良い記録を出せた。チームに大きく貢献できたので収穫は大きかった」とうなずいた。

 7月の3000メートル障害では日本記録2位をマーク。10月の箱根駅伝予選会ではハーフマラソン初挑戦ながらも、大迫傑(ナイキ)のU20(20歳未満)ハーフマラソン日本歴代最高記録を6秒上回るタイムで日本選手トップ(全体5位)でゴールするなど、勢いは増すばかりだ。

 次戦は日本選手権長距離(12月4日、大阪・長居)の3000メートル障害。同種目の東京五輪代表の座がかかっているだけに「そこは狙っていくつもりでいきます」と闘志を燃やす。

 多種目をこなすスーパー1年生は「レースの中でスタミナという部分は大きく成長できた。その部分を生かして、あとはスピードの切り替え、体のメリハリを取り戻すことができれば優勝と標準タイムを切るという目標は見えてくる。ここからの調整が大切になってくる」と表情を引き締める。陸上界の逸材はさらなる高みを目指していく。

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