大学ラグビー対抗戦、早大が開幕4連勝 「我慢強く」テーマに2年連続帝京大破った
「関東大学ラグビー、早大45-29帝京大」(1日、秩父宮ラグビー場)
対抗戦の4試合を行い、昨季の全国大学選手権を制した早大が45-29で帝京大に快勝し、開幕4連勝とした。帝京大は3勝1敗。慶大が昨季の対抗戦王者、明大を13-12で撃破。慶大、明大ともに3勝1敗となった。
全勝対決で大学選手権王者の意地を見せた。早大が7トライを奪い、2年連続で帝京大を破って開幕4連勝を決めた。ナンバー8丸尾崇真(4年)は「この試合のテーマとして『接点で前へ出る、我慢強く』があった。それを全員がやり続けたことが結果につながった」と胸を張った。
前半は19-19と接戦を強いられたが、「こちらから仕掛けるマインドを全員で持ち続けた」と丸尾。後半にはフランカー坪郷智輝(4年)が対抗戦初出場初先発でトライを挙げるなど、一体となって攻め抜き4トライで完全に突き放した。
開幕から満足いく試合をできなかったが、大一番で本領を発揮して唯一の全勝。相良南海夫監督(51)は「準備したことが出せた」と自信を深める1勝となった。