サーフィン・前田マヒナが1位通過 最高得点も五輪予選出場へ「レベルアップしたい」

 「サーフィン・ジャパンオープン」(1日、千葉県一宮町釣ケ崎海岸)

 来年5月の東京五輪最終予選となるワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当)の出場権をかけて、東京五輪会場で開幕した。女子1回戦は19年WG代表の前田マヒナ(22)が1組を全体トップの12・33点で1位通過。同代表の脇田紗良、昨年女王の松田詩野も順当に2回戦に進んだ。男子は大原洋人が2組をトップ通過。昨年王者の村上舜は左足首のけがの影響で欠場した。大会は新型コロナ感染防止のため、無観客で行われた。

 五輪出場へ1回戦から本気度を見せつけた。3本目は波の上でS字を描くように滑るカービングから波の頂点で板を鋭く返すオフザリップにつなげ、男女を通してこの日の最高の7・50点。ラスト6本目の4・83と合わせた12・33点も男女トップで、堂々の1位通過を果たした。

 両親は日本人、生まれ育ったのは米ハワイと2つのルーツを持つ。コロナ禍はハワイで過ごしていたが、今大会出場のために緊急帰国。波の状態が「ちょっと難しかった」と苦戦しながらも、存在感をアピールした。

 東京五輪に出場するには、今大会で松田詩野を除いた最上位となってWG出場権を獲得し、WGで結果を残す必要がある。「(1回戦は)私の100%のサーフィンを見せられなかった。次はレベルアップしたい」と貪欲に意気込んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス