丸山VS阿部の一騎打ち 柔道男子66キロ級五輪選考会、会場は講道館が第一候補
全日本柔道連盟の金野潤強化委員長が2日、オンラインで取材に応じ、12月開催予定の男子66キロ級・東京五輪代表最終選考会の会場について、講道館(東京都文京区)を軸に検討していると明かした。同選考会は、19年世界王者の丸山城志郎(27)=ミキハウス=と17、18年世界王者の阿部一二三(23)=パーク24=による一騎打ちで行われる。
同階級は2人が拮抗(きっこう)しているため、全14階級の中で唯一五輪代表が決まっていない。選考会を兼ねるはずだった4月の全日本選抜体重別選手権がコロナ禍で延期となり、同じく12月のグランドスラム(GS)東京大会も中止。代替として、GS東京を開催予定だった12月11~13日のうちのいずれかの日程でワンマッチによる最終選考会を行うことになり、日程や会場などの最終調整に入っている。
この日の強化委員会では、選考会で勝った方を五輪代表に決めることを改めて確認。金野委員長は「(試合)当日は強化委員会を行わないので、勝った方を代表にすると(事前に)最終確認した」と話した。