空手・喜友名「五輪満点で優勝」秘策はさや香ダンス!? 師匠・佐久本氏から導入指令
空手の男子形で東京五輪代表入りを確実にしている喜友名諒(30)=劉衛流龍鳳会=が2日、沖縄県豊見城市内の沖縄空手会館で練習を公開した。コロナ禍で東京五輪は1年延期となったが「五輪では満点で優勝する」と気合十分。金メダル獲得へ、お笑いコンビ・さや香の歌ネタが鍵を握るかもしれない。
どんな状況下でも、“絶対王者”喜友名は「五輪は満点で優勝すると決めている」と揺るがぬ自信を口にした。東京五輪の1年延期が決まった時は「残念な気持ちはあった」というが「仕方ないことなので受け止めた」。今は「来年、さらにいい空手を見せられる」と力強く言い切る。
高みへ、喜友名と師匠の佐久本嗣男氏(72)が課題とするのが、沖縄の方言でいう「ムチミ」だ。粘りを意味しており「粘り強さを身につけたら、持ち味のパワーやスピードも生かせる」と喜友名。佐久本氏も「膝、腰、どこにどんな意識を持つとうまくいくのか」と試行錯誤中だ。
そんな中、佐久本氏が偶然朝の情報番組の特集で見た、お笑いコンビ・さや香の歌ネタにヒントが。「ビックカメラ」のCM音楽に合わせてピンクレディー「UFO」のダンスを踊るとピッタリ合うというネタだが、膝の動きが絶妙だった。佐久本氏は大まじめに「曲に乗せた粘りのある踊りを取り入れて、膝の柔らかさを身につけさせたい。本気です。何でも吸収できるものは取り入れて、五輪では満点を」と言う。
映像を見た喜友名も「なんか、頑張ったらできそうですね」と、練習導入に前向き。これまで琉球舞踊を稽古に取り入れるなど工夫してきた“佐久本式”だが、金メダルへの秘策は、まさかのさや香!?