宮崎大輔の逮捕 日体大も謝罪「信頼と期待を裏切った」五輪目指し、昨年4月再入学
ハンドボール元日本代表の宮崎大輔(39)が名古屋市内のホテルで知人女性に暴力を振るったとし、愛知県警に逮捕されたことを受け、現在、宮崎が在学する日体大は2日、ホームページで、具志堅幸司学長名で謝罪した。
「このたび、暴行の容疑で、本学の学生が逮捕されました。本学学生がこのような事件を起こし、逮捕されたことは誠に遺憾であり、被害に遭われた方に深くお詫び申し上げます」
そして、「今後、事実を確認した上で、当該学生に対して規定に基づき厳正に対処するとともに、二度とこのような事件が起きないよう再発防止に取り組み、信頼回復に努めて参ります」と、処分も示唆。「また、在学生、保護者の方及びこれまで多くの卒業生、ご支援をいただいております皆様方の信頼と期待を裏切ったことに重ねて深くお詫び申し上げます」と、締めた。
逮捕を受け、前日には日本ハンドボール協会が声明を発表し「皆様にご迷惑、ご心配をおかけしておりますことに、深くおわび申し上げます。スポーツ選手に限らず、暴力行為は決して許されるものではありません。ましてや、長年、日本のハンドボール界をけん引してきた選手、後進の見本となるべき選手の暴力行為が仮に事実とすれば、極めて遺憾に思います」と、謝罪していた。
宮崎は日本代表では長年エースとして活躍してきた第一人者で、世界トップレベルのスペイン1部リーグでもプレー経験がある。テレビ番組「スポーツマンNo.1決定戦」では3度の総合優勝を誇るなど知名度を高めた。昨年4月には日体大に再入学し、ハンドボール部に在籍。来夏の東京五輪出場を目指し、今年6月には右肩を手術したことを公表していた。