自転車五輪代表・梶原悠未が初の単独実施種目で初代チャンピオン「とてもうれしい」
「自転車・トラックレース全日本選手権」(5日、ヤマダグリーンドーム前橋)
東京五輪女子オムニアム代表で同種目世界選手権覇者の梶原悠未(23)=筑波大院=が3月に世界女王になって以来、初の公式戦に出場。今大会から単独種目として実施された、エリミネーションで初代王者に輝いた。同種目はオムニアム4種目のうちの1つで、規定周回ごとに最下位の選手が1人ずつ脱落していく。
世界女王が貫禄の走りを見せた。レース序盤から先頭付近に位置を取ると、残り2選手になった瞬間一気に加速。「落ち着いて集団の前方を位置取り続けられた。初代チャンピオンになれてとてもうれしい」とはにかんだ。
新型コロナの影響で久しぶりのレースとなったが「わくわくして楽しみな気持ちでいっぱいだった」と笑顔を見せた梶原。6日のオムニアムでは世界王者のみに与えられる「マイヨ・アルカンシェル」という5色をあしらったユニホームを着用しての初レースに臨む。梶原は「身につけて走れるのはうれしいこと。喜びと覚悟と自覚を胸に、必ず優勝したい」と意気込んだ。