照ノ富士 同学年の正代を「追い抜きたい」大関復帰へ「ここから3場所が大事」
「大相撲11月場所」(8日初日、両国国技館)
初日を翌日に控えた7日、土俵祭り後に両国国技館で優勝額の贈呈式が行われた。7月場所で5年ぶり復活優勝を果たした元大関の小結照ノ富士(28)=伊勢ケ浜、秋場所で初優勝した新大関正代(29)=時津風=が参加した。
照ノ富士は2015年夏場所以来、2枚目の優勝額に「夢見ていたことを現実にした。喜びというよりホッとした」と心境を語った。
17年九州場所以来、3年ぶり三役に戻った。照準は大関奪還へきっちり。「ここから3場所が大事。今年最後ということでいい締めといいスタートにしたい」と、まずは今場所、昇進ロードの起点となる2桁勝利をノルマに定めた。3枚目の優勝額にも「チャンスがあるのであれば頑張って見たい」と、意欲を見せた。
同学年の正代が大関に上がったことも刺激。「ずっと(一緒に)稽古もしてきた人間なので大関になったから燃える部分はある。追い抜きたい」と、ライバル視した。