自転車・梶原悠未“完全V”で6冠 五輪「2大会連続の金」へ決意新た

 「自転車・トラックレース全日本選手権」(8日、ヤマダグリーンドーム前橋)

 東京五輪女子オムニアム代表の梶原悠未(23)=筑波大大学院=が3000メートル個人追い抜きとポイントレースを制し、今大会負けなしの6冠で“完全優勝”を果たした。男子オムニアム代表の橋本英也(日本競輪選手会)はポイントレースで1位となり、5冠を達成。男子スプリント、ケイリン代表の新田祐大(日本競輪選手会)は1000メートルタイムトライアルに出場し、自己ベストを更新する1分1秒551の大会新記録で優勝した。

 最終レースを終えた梶原の顔には満開の笑顔が咲き誇っていた。4日間で獲得した6個の金メダルを首からかけ「首が徐々に痛くなってきました」と充実感を漂わせた。

 初戦から圧巻の走りを見せた。「2位以下に大差をつけて勝つこと、レース内容にもこだわった。戦略通りに、それ以上の走りができた」。計10レースの過密スケジュールにも「練習のほうが苦しい」と頼もしさを感じさせる。

 躍進が止まらない最強レーサーは東京五輪金メダルはもちろん、「その次のパリオリンピックでも2大会連続の金メダル獲得」と目標を高く掲げる。驚異の6冠を果たした梶原は東京五輪に向け「より一層気を引き締めて再始動していきたい」と決意を新たにした。

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