バッハ会長来日に「五輪開催の確信を持っていただければ」 橋本五輪相
橋本聖子五輪相が13日、閣議後の定例会見に臨み、15日に来日する国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長に大きな期待を寄せた。新型コロナウイルスの影響で延期された東京五輪の開幕まで、あと約8カ月。「このタイミングで来ていただけるのはありがたい」と歓迎した。
バッハ会長は11日に開かれたIOC理事会後の会見で、訪日中に大会中止についての議論をするかとの質問に対して「ノーだ」と断言。橋本大臣は「先日も中止ということは考えていないという趣旨の発言もあったので、訪日していただいて、日本がコロナ対策にしっかり取り組んでいる姿を直接見ていただいて、自信を持ってバッハ会長に、来年の開催に向けての確信を持っていただければという風に思っている」と語った。
18日までの滞在中には菅義偉首相や大会組織委員会の森喜朗会長らとの会談が見込まれており、選手村や国立競技場を視察する予定。16~18日には大会の準備状況を確認するIOCと国際パラリンピック委員会、組織委の合同事務折衝も開かれる。