初音ミクとコラボ演技を初披露 AS日本代表デュエット 乾「元気をもらって泳げた」
「アーティスティックスイミング・日本選手権」(13日、山口きらら博記念公園水泳プール)
デュエット・テクニカルルーティーン(TR)に日本代表の乾友紀子(29)=井村ク、吉田萌(25)=ザ・クラブピア88=組がオープン参加した。92・9153点だった。
プールに響く、キュートなボイス。逆転メダルへ、乾、吉田組は、初音ミクとコラボレーションしたTR『忍者SAKURA』をお披露目した。
19年世界選手権は4位に終わり、メダル圏内との差を突きつけられた。変化を求めた井村雅代HC(70)は「アニメは日本が世界から憧れられる特徴」と、歌声を加える“荒療治”を敢行。かわいらしさと力強さを兼ね備えた音楽が「サクラ~サクラ~」と響き、選手を後押しした。
「現代っぽい日本らしさが入って気に入った」というエース乾は「ミクちゃんの声が水中でも映えていて、元気をもらって泳げた」と笑顔。吉田も「思い切り泳げた。ミクちゃんの声がすごく元気なので、その元気に負けないように気をつけている」と話した。