AS・井村HCが厳しく指摘、デュエット2人に「技術の差が見えた」FR実戦初披露も

 「アーティスティックスイミング・日本選手権」(14日、山口きらら博記念公園水泳プール)

 デュエット・フリールーティーン(FR)に日本代表の乾友紀子(29)=井村ク、吉田萌(25)=ザ・クラブピア88=組がオープン参加した。93・8867点だった。

 ロボットが人間へと進化する演目を実戦で初披露。カクカクとした動きが特徴的で、井村雅代ヘッドコーチ(HC・70)も「ロボットは日本の優れた点。わかりやすい内容で、日本をアピールするのに適している」と期待を寄せるFRだったが、まだまだ課題は山積みのようだ。

 「出来が悪かった。同調性も良くなかったし、やっぱり(2人の)技術の差が見えた」と井村HC。吉田に対し「乾に追いつこうと一生懸命日々練習している」と成長は認めつつ「(13日の)テクニカルルーティンでは、ちょっと追いつけたかなと多くの方から声を掛けられ、油断した」と甘さを指摘した。吉田も「高さに差が出てしまった」と課題を挙げ、東京五輪へ向けた成長を誓った。

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