阿部詩 代表争う兄・一二三へ“無言のエール”
柔道女子52キロ級で東京五輪代表の阿部詩(20)が15日、東京・世田谷区で行われた日体大の入学式で新入生歓迎のあいさつを行った後、取材に応じた。来月には兄の一二三(パーク24)が丸山城志郎(ミキハウス)と争う男子66キロ級の五輪代表決定戦が行われるが、「(今までも)言葉を掛けることはせず、私が頑張ってたら自然と兄も頑張るというようにやってきた。私も一生懸命頑張って応援したい」と練習姿勢で“無言のエール”を送る考えを示した。
自身は出場の意向を示していた12月のグランプリ・ザグレブ大会が中止となり、2月以来となる実戦予定は白紙。「(試合への)気持ちを整えている中での中止で少しショックだったが、次の大会に向けて準備していきたい」と前を向いた。