橋本五輪相 バッハ会長のワクチン発言「安全安心な大会への意欲を示したもの」
橋本聖子五輪相(56)が17日、閣議後の定例会見に臨んだ。来年に延期された東京五輪開催へ向けて、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を呼びかけ、その費用負担をIOCが担う方針を示したことに「バッハ会長の発言は、ワクチン開発が順調に進んでいる状況を受けて、アスリートのためにも安全安心な大会を実現したいという意欲を示されたものだと思っている」と述べた。
また「WHOやIOCの間では、ワクチンを開催の条件にした事実はないと想定している」とも語った。
16日にバッハ会長、菅首相らと会談したことについては「来年の東京大会を必ず実現し、安心安全な大会成功へ向けて、今後とも緊密に連携していくということで一致した。極めて意義のあるやりとりだったと認識している」と受け止めた。