バッハ氏、国立競技場を初視察 「五輪の雰囲気」、選手村も
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国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は17日、昨年11月に完成した東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場(東京都新宿区)を初めて視察した。木材が使われた屋根の部分や観客席を見上げ「日本的な建造物で色合いが落ち着いている。既に五輪の雰囲気を醸し出している」と印象を述べた。聖火リレーの始まる来春に再度、来日する意向も示した。
大会時に最大1万人以上の選手やコーチらの生活拠点となる選手村や、五輪博物館「日本オリンピックミュージアム」も訪問した。
国立競技場の視察中、周辺では市民十数人が拡声器で「五輪、今すぐやめろ」などと抗議した。