森会長とIOCコーツ氏意見ぶつかる 開会式の入場行進めぐり議論

 国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、東京五輪・パラリンピック組織委員会などによる合同事務折衝が18日、都内で開かれ、会議後の記者会見で、IOCのジョン・コーツ調整委員長と組織委の森喜朗会長が意見をぶつける一幕があった。

 発端は開会式の入場行進について。会議では、新型コロナウイルス対策として選手との距離を2メートル確保する方針が示されたため、密になりがちな開会式の入場行進対策への質問が飛んだ。コーツ委員長は「伝統をあまり変えたくない。選手に行進の機会を与えたい」と発言した。

 これに対して、森会長が大会の簡素化の方針も踏まえ、参加選手数の削減を提唱。「従来と違うと評価を受けるなら開会式の行進。私はこだわりを持っている。アスリートもある程度我慢してもらわなければならない点もある」と熱弁を振るった。各国・地域の選手に対する開会式の意向調査を提案したとも明かし、在り方については「最後まで結論は出ないだろう」と、“長期戦”を予想していた。

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