貴景勝が1敗守る 幕尻・志摩ノ海に大関の貫禄 照ノ富士は2敗キープ

 志摩ノ海(右)を押し出しで下し、1敗を守った貴景勝(撮影・出月俊成)
 鼻血を出しながら懸賞金を受け取る貴景勝(撮影・出月俊成)
 土俵下に転がり落ち、アーティスティックスイミングのようにきれいにそろって足を上げる竜虎(奥)と伊藤(撮影・出月俊成)
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 「大相撲11月場所・13日目」(20日、両国国技館)

 1敗の2力士、大関貴景勝(千賀ノ浦)と、幕尻の志摩ノ海(木瀬)が結びの一番で対戦した。こらえる相手を貴景勝が押し出し、1敗を守って優勝争い単独トップに立った。

 貴景勝は突いて出ようとするが、志摩ノ海も下からあてがって対抗する。その中でも大関は慌てず、はたきで大きく相手の体勢を崩すと、そのまま押し出して決着をつけた。

 三役に復帰した元大関の小結照ノ富士(伊勢ケ浜)は竜電(高田川)を押し出し、11勝2敗とした。4敗目を喫した竜電は優勝争いから脱落した。

 関脇同士の対戦は、隆の勝(千賀ノ浦)が御嶽海(出羽海)を押し倒して、7勝6敗とした。敗れた御嶽海は6勝7敗と後がなくなった。

 14日目は2敗の照ノ富士と志摩ノ海が対戦するため、14日目に貴景勝の優勝が決まることはない。

【成績上位力士】

▽1敗 貴景勝

▽2敗 照ノ富士、志摩ノ海

【14日目の成績上位力士取組】

貴景勝-御嶽海

照ノ富士-志摩ノ海

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