十両で珍決まり手「ずぶねり」翠富士が白星 別取組では波離間投げも

 常幸龍を珍手・ずぶねりで破った翠富士(右)=撮影・出月俊成
 常幸龍を珍手・ずぶねりで破った翠富士(右)=撮影・出月俊成
 英乃海(右)を波離間投げで破った千代の海(撮影・園田高夫)
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 「大相撲11月場所・13日目」(20日、両国国技館)

 十両の取組で珍しい決まり手「ずぶねり」が飛び出した。

 小兵の翠富士(伊勢ケ浜)が、常幸龍(木瀬)と顔を合わせた一戦。8勝4敗同士で、十両優勝争いもかかっていることもあって白熱した。

 頭を常幸龍の胸につけた翠富士。しばらく膠着状態が続いた後、相手をひねるようにしてはわせて勝利。決まり手はずぶねりと発表された。漢字では「頭捻り」と表記される。

 このほかの取組では、千代の海(九重)は英乃海(木瀬)に対して、波離間投げ(はりまなげ)を決めた。これは相手越しに背中側のまわしをつかみ、そのまま自身の後方に投げるという技。もっぱら、長身で腕が長い力士が決めやすいとされている。

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