500メートル・小平奈緒が再出発V「肩の荷が下りた」 周囲“打倒小平”も前向き
「スピードスケート・全日本選抜競技会八戸大会」(20日、YSアリーナ八戸)
開幕し、女子500メートルは18年平昌五輪金メダルの小平奈緒(34)=相沢病院=が37秒96で優勝した。郷亜里砂(32)=イヨテツク=が0秒03差で2位に続いた。男子500メートルは村上右磨(高堂建設)が34秒74で制し、新浜立也(高崎健康福祉大職)が35秒04で2位だった。
前週同種目の国内大会で5季ぶりに敗戦を喫した小平が、最後の直線で競り勝ち雪辱した。「少し肩の荷が下りた。毎回積み重ねるように勝たなきゃいけないプレッシャーから解放された」。周囲の“打倒小平”の姿勢は強く感じるが「避けるのではなくて、今いい環境にいると捉えている」と前向き。「負けがマイナスだけではない」と受け止め、百戦錬磨の女王が再出発した。