新谷仁美 東京五輪開催へ国民の気持ちの重要性を強調「選手が言うだけでは…」

 レースを前に意気込みを語る新谷仁美(代表撮影)
前日会見に臨む(前列左から)前田穂南、鈴木亜由子、一山麻緒、(後列左から)新谷仁美、松田瑞生(代表撮影)
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 全日本実業団対抗女子駅伝(22日、宮城県松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間=42・195キロ)に出場する有力選手が21日、オンラインで会見した。

 5000メートル、1万メートルですでに東京五輪参加標準記録をクリアしている新谷仁美(32)=積水化学=も参加。コロナ禍において自分自身が強くなれた部分についての質問に、「コロナ禍ということで、力をつけるということには一切目を向けず、アスリートの在り方だったり、国民の皆さんがアスリートに向けている視線だったり、思い。来年、五輪を開催できると選手たちは信じていると思う。やはりアスリートがどういう見せ方で国民の方々に納得してもらえるか、という方をこのコロナ禍で考えてきた」と打ち明けた。

 その上で「思ったことは、われわれ選手だけが何かをやりたい、と言うだけではただのわがまま。やはり東京五輪というものは国民の皆さんと一緒の気持ちになって初めて成立するものと思っている。ただ走るだけの姿を見せるのではなく、結果以上のものをわれわれアスリートが見せなくてはいけないと思った」と持論を展開した。

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