新体操 フェアリージャパン、自粛経て高難度演技披露 山崎部長「あとは実戦勘」

 「新体操・全日本選手権」(22日、高崎アリーナ)

 エキシビションとして、昨年の世界選手権で44年ぶり団体銀メダルを獲得した日本代表「フェアリージャパンPOLA」が参加し、東京五輪延期後初の演技を披露した。

 ボールでは複雑な連係技をしっかりとまとめきった。クラブ・フープではフープがフロア外に飛んでいってしまうミスがあったが、杉本早裕吏主将(24)は「久々の演技で緊張していた。バタバタした感じがあったけど、演技ができる喜びを感じた」と、振り返った。山崎浩子強化本部長は「60点」としつつ「緊張感を感じられたのは良かった。あとはどれだけ実戦勘を戻せるか」と、うなずいた。

 今季は勝負の東京五輪に向けて、昨季よりも難易度を大幅にアップさせた演目を準備していた。連係技の数は昨季の「5秒に1回」から「3秒に1回」となり、難易度を示すDスコアを大幅にアップ。山崎強化本部長が「これ以上、技が入るすき間がない」と話していたが、五輪延期による自粛期間を経て、さらに進化。体を一から作り直し、立ち方から見直した結果、さらに連係技を増やすことに成功。昨季と比べて、Dスコアは10点近く上がった。杉本主将は「金メダルの目標は変わらない」と、来夏を見据えた。

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