「フィギュアスケート・ＮＨＫ杯」（２７日、東和薬品ラクタブドーム）

　アイスダンスのリズムダンス（ＲＤ）が行われ、村元哉中（かな、２７）、高橋大輔（３４）＝ともに関大ＫＦＳＣ＝組は、６４・１５点で２位発進した。

　今季男子から転向した２０１０年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋にとっては、この試合がアイスダンスデビュー戦。カップルを組む村元は、高橋の演技について問われると「１００点でいきます！」と“高評価”をした。

　「本当に、アイスダンスとシングルは全く違う競技なので」と強調した村元は「（練習拠点の米国へ渡った）２月から半年しか経ってないけど、デビューの試合で落ち着いて最初から最後まで大きなミスなく滑れたので、１００点でいいんじゃないですか？」と、高橋の顔色を伺いながら、終始笑顔でコメント。

　「練習の仕方や雰囲気作りもシングルと全く違って、戸惑う部分もあった」と振り返った高橋は「哉中ちゃんから『今までやってきたことを出し切ろう』、『楽しもう』ってずっと言ってくれたので」と、あらためてパートナーに感謝した。

　フリーへ向けては「高みを望みすぎず、今できることを精一杯披露する気持ちで挑みたい」（高橋）と話した。