鍵山優真 次は羽生、宇野に挑む「全日本でもトップに」「対等に戦えるよう」奮起

表彰式を終え歓声に応える(手前から)優勝した鍵山優真、2位の友野一希、3位の本田ルーカス剛史(代表撮影)
男子で優勝し、トロフィーを手に笑顔の鍵山優真(代表撮影)
演技最後のポーズを決める鍵山優真(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(28日、東和薬品ラクタブドーム)

 男子フリーが行われ、SPで1位の鍵山優真(17)=星槎国際高校横浜=は4回転2種類3本を成功させる演技で、フリー188・61点、合計275・87点、GPシリーズの大会初出場で初優勝を果たした。

 メダリスト会見で、若き新王者は次なる目標を見据えた。全日本選手権(12月25~27日、長野・ビッグハット)には、男子4連覇中の宇野昌磨(トヨタ自動車)と五輪2連覇の羽生結弦(ANA)がエントリーしている。昨年はジュニアから出場。2人に続いて3位に入った鍵山は「将来、五輪に出てトップで戦うためには全日本でもトップにならないといけない。全日本までの間、もっともっと努力して頑張っていきたい」と意気込みを語った。

 「まずは肩を並べるくらい(になりたい)。4回転の種類も増やしていかないといけないし、表現力ももっと磨いていかないといけない。課題はたくさんあるけど、練習して、全日本では羽生選手、宇野選手と対等に戦えるように頑張りたい」。高い目標へは着実に進みたい。そのためにも「自分の演技に集中することが一番。もちろん優勝を目指しているけど、その前にいい演技をしないと優勝できない。いい演技をしても優勝できない可能性もある。結果より内容重視でいい演技をしたい」と足もとを見据えていた。

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