池江璃花子「乗り越えたら必ずいいこと待っている」充実の1年を振り返る
「2020毎日スポーツ人賞」の表彰式が4日、東京都内で行われた。競泳女子で8月に白血病から復帰しレースを泳いだ池江璃花子(20)=ルネサンス=は、文化賞を受賞。ビデオメッセージで「今年は大変な1年でしたが、試合に出ることができて、とても充実した1年でした」とうなずいた。
新型コロナ禍で世界中が不安に陥った1年でもあった。スポーツ界でも試合の延期や中止が相次ぎ、「『スポーツができない間に強くなろう』という気持ちを持った選手はたくさんいると思う。その1人として、(気持ちを)日常生活に役立てるようにしたい」と意気込んだ。
現在は2024年のパリ五輪への出場を目標にしており、「すごく大変な時もあるけれど、乗り越えたら必ずいいことが待っていると信じて頑張ってます」。メッセージの最後には「日頃からのたくさんの応援は力になってる。これからもたくさんの声援をよろしくお願いします」と感謝した。
グランプリは、8月に行われた米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)で日本人初の2度目の優勝を果たした佐藤琢磨(ホンダ)が受賞。新人賞は車いすテニスの大谷桃子(かんぽ生命)と陸上の田中希実(豊田自動織機TC)、功労省は今年2月に急逝した野村克也さんが受賞した。