五輪の延期費用は計2940億円 コロナ対策費は960億円に
新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピックの開催経費に関して、大会組織委員会、政府、東京都が4日、都内で会談し、延期に伴う費用の総額を約2940億円とすることで合意した。
内訳は追加経費が1980億円、新型コロナ対策費は960億円。負担額は都が1200億円で、国が710億円、組織委は1030億円とすることを確認した。
また、組織委の森喜朗会長は、延期に伴い国内スポンサーから得た追加協賛金を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)が7・5%を受け取る規定の使用料をIOC側が特例で辞退すると明らかにした。前日のテレビ会議でIOCのバッハ会長から伝えられた。
森会長は、ラグビーW杯日本代表のユニホームで作った赤と白のマスクをつけて会見。「バッハ会長は『ワンチームでやりましょう』と言ってくれた。このマスクが効果を表した」と打ち明けた。