大関正代、先場所負傷の左足首「胸を出して残るときに痛い」

若い衆に胸を出す正代(右)
基礎運動をする正代
すり足をする正代
3枚

 新大関場所の大相撲11月場所で左足首を負傷し途中休場した大関正代(29)=時津風=が7日、四股、筋トレなどで鍛えた。若い衆のぶつかり稽古に胸を出し、患部の左足で踏ん張るなど、強度も確認した。

 「やり始めたときよりも(テーピングを)固定するポイントというか、そういうのが分かってきました。歩くだけなら痛みはない。今日はやってないですけど、いっちょ押し(立ち合い当たりの確認)とかで。前に出るのは痛くない。胸を出して残るときに痛いので、ちょっと無理はしないようにという感じ」と、慎重な調整が続く。

 この日はバーベル、チューブを使い、主に上半身の強化。「今日のチューブは追い込みをかけて、最後できるところまで追い込もうかなと。やってるかやってないかで違うと思うので、負荷をかけてやって。筋肉も両サイドをやったりしてるんですけど」と、ケガ予防のためにも、左右バランスを意識し、トレーニング、ケアを行う。

 自身の調整を優先し、18日からの合同稽古は不参加を決めた。実戦稽古は年内をメドに再開していく。「休場してからも体を動かすことはしていたので。まるっきりなまっているわけではないと思うので、体を鍛えているので何とかなるんじゃないかなと。変わらず順調かなと思います」と、不安はない。

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