清水希容27歳の誓い 五輪へ「悔いなく」空手全日本8連覇へ闘志
空手の全日本選手権(13日、日本武道館)へ向けたオンライン会見が7日、江東区の日本空手道会館で行われ、東京五輪代表に内定している出場選手が出席した。女子形の清水希容(ミキハウス)はこの日が27歳の誕生日。「あっという間。しっかりあと1年、五輪まで、できることを悔いなく過ごしたい」と抱負を語った。
東京五輪延期はもちろん、コロナ禍で多くの国際大会が中止に。この半年間は基本を見直し腰を据えて稽古を重ねてきた。「スピード感や、実際相手と戦うような強さを出せるよう取り組んできた」。大会からは1年近く遠ざかっており「緊張感はある」というが「打ち込んできたことを大会で発揮できるように」と意気込んだ。
会場の日本武道館は来夏の東京五輪でも使用される。改修工事を終えて以降は初の大会となるだけに「来年の五輪を見据えて、舞台の感覚をつかんで帰りたい」。若井敦子(97~04年)に並ぶ女子最多タイの8連覇を目指す。