Bリーグがハラスメント行為根絶「誰もが憧れるプロリーグに」新プロジェクトを設立
バスケットボール男子のBリーグは8日、都内で理事会を開催し、新たに暴力・暴言・ハラスメント追放プロジェクトを設立したと発表した。内容としては、指導者や選手に研修などの啓発活動を行い、処分も厳格化する。また、リーグ通報相談窓口と外部の弁護士相談窓口の2つを設置する。
島田慎二チェアマン(50)はチェアマン就任前にあった、2件の暴力等のハラスメント行為を挙げ「非常に由々しき事態というか、違和感を感じていた。再発防止策をとっていかないとと強く感じた」と設立の意図を説明。その上で「(チェアマンに)就任して早々にこれをやりたいと、1番最初に肝いりで立ち上げた。(発表まで)時間はかかったが、誰もが憧れるプロリーグになるためにスポーツ界ではなかなかなくならない暴力等のハラスメント行為を絶滅させたい。Bリーグが強いリーダーシップを持って根絶に向けて断固たる決意を持って向き合っていきたい」と力説した。
また、4日にホームページで発表した、入国した外国籍選手が「入国後14日間待機要請」の規約を違反したとして茨城、西宮の両クラブにけん責と該当選手に厳重注意処分を下したことについても言及。島田チェアマンは「このような違反が起こったのは、大変遺憾。2クラブに対しては猛省していただきたい」と話した。