サーフィン連盟 24年パリ五輪正式決定に宗像副理事長「選手強化を進めていく」
日本サーフィン連盟(NSA)は8日、都内での理事会後に取材に応じた。2020年東京五輪新種目のサーフィン競技が2024年パリ五輪の追加種目に正式決定したことを受け、宗像富次郎副理事長は「東京2020は今順調に準備を進めている。東京の次はパリに向けて選手強化を進めていかないといけない」と強く誓った。
会場はフランス領ポリネシアのタヒチが選ばれている。日本とは異なるダイナミックな波が多いため、井本公文強化委員長は「(会場は)本当にすごく大きな波。(代表選考方法も)『小波で勝った人を大きな波で選出できるか』を含めて検討しないといけない。色んな意味で変わると思います」と話した。
東京五輪新種目のサーフィンにとって、2020年は新型コロナ禍での五輪延期や五輪最終予選の度重なる延期など、苦難の年だった。宗像副理事長は「本来であれば(五輪代表を)春先に絞って集中的に強化をしたいと考えていた。それができなかったのがジレンマ」と振り返った。井本強化委員長は「僕ら以上に選手が大変だったのかなと。次の目標設定をしてあげたい」と選手を気遣っていた。