野球・ソフトがパリ五輪落選決定 ソフトバンク王会長「もっと普及に力入れないと」

 国際オリンピック委員会(IOC)は7日の理事会で2024年パリ五輪の実施競技・種目と出場枠を正式決定し、大会組織委員会が追加競技として提案していたブレイクダンス、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの4競技が選ばれ、野球・ソフトボールと空手は落選した。東京五輪で3大会ぶりに復活した野球・ソフトボールは、2大会連続での実施を逃した。

 大会組織委は19年2月に、開催都市枠の追加競技候補としてブレイクダンスなど4競技を提案。この日のIOC理事会で最終承認された。野球・ソフトボールの落選が正式に決まったことを受け、ソフトバンク・王貞治会長は談話を発表。欧州で野球が普及していない現状に触れつつ、「もっともっとそういう国の人たちにも理解してもらえるように、野球というスポーツの素晴らしさを伝えていかないといけないなと改めて感じた」と思いをつづった。

 今後は28年ロサンゼルス五輪での復帰を目指すことになる。ただ、試合時間の長さ、選手数の多さに加え、メジャーリーガーの参加など課題は山積しており、五輪復帰は容易ではない。

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