青学大・原監督、今年は「絆大作戦」箱根連覇へ心一つに 異例のシーズン有終飾る

 来年1月2、3日に行われる第97回東京箱根間往復大学駅伝に出場する21チームのエントリー選手16人が10日に発表され、オンラインで記者会見が行われた。総合連覇を目指す青学大・原晋監督(53)は毎年恒例となっている作戦名を「絆大作戦」と発表。先月の全日本大学駅伝4位の雪辱を狙う。全日本を制した駒大は、2冠に挑戦する。

 青学大が「絆大作戦」で心のソーシャルディスタンスを取り払う。新型コロナの影響で外出自粛などが続くことに原監督は「さまざまな偏見や差別、あるいは会いたくても会えないふるさとの仲間や彼女や彼氏、(人と人との)つながりが薄れている」と懸念。「レースも1人のブレーキで総合優勝から一歩二歩と後退していく。絆を大切に挑みたい」と“心を密”にした快走で閉鎖的な社会の雰囲気を一蹴することを宣言した。

 今季は新型コロナの影響で出雲全日本大学選抜駅伝が中止に。大学三大駅伝の初戦となった11月の全日本大学駅伝では、エースが集まった最終6区にトップでたすきをつなぐも、アンカー・吉田圭太(4年)がまさかの4位転落。箱根連覇へは、吉田頼みのチームから脱却し、全員が心を一つに走ることが鍵となる。

 この日発表された16人のエントリーには主将の神林勇太(4年)や吉田、前回大会は不調で出場できず留年した竹石尚人(4年)など主力選手が名を連ねた。ただ、指揮官は「チーム47名全員がキーマン。チーム一丸となって残り3週間戦っていきたい」とあくまでも「絆」を強調する。

 学生駅伝の大舞台まで約3週間となったが、現在は「順調にトレーニングができている」と自信をのぞかせる名将。「目指すは総合優勝。多くの国民の皆さんに元気と勇気、そして絆を取り戻すレースをしたい」と、異例の駅伝シーズンを有終の美で飾ることを誓った。

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