東洋大・酒井監督「3位以内にこだわりたい」前回10位、連続3位以内11年連続で途絶える
第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2日、3日)に出場する東洋大が11日、埼玉県川越市の川越キャンパスでオンライン取材に応じた。
前回大会は“学生最強ランナー”と呼ばれ、今月1万メートルで東京五輪代表にも決まった相沢晃(旭化成)が2区で7人抜きの区間新を達成するも、総合10位。11年連続3位以内も途絶えただけに、酒井俊幸監督は「途切れた3位以内にこだわりたい」と強く誓った。
強さを取り戻すため、「『東洋大学をもう1回作り直す』と1年間チームを作りました」。前回大会は「力が高い選手と、押し上げることができない選手の差が大きかった」が、「今年は一人一人が現状を考え、誰かに頼るんじゃなくて、まずは全員がキーマンという認識でミーティングを重ねてきました」と意識改革も行った。
10日に発表されたエントリーでは主将の大森龍之介(4年)を外し、エース・西山和弥(4年)、前回大会5区で区間賞を獲得した宮下隼人(3年)を起用。さらに「新しい戦力も力を付けていますので、若い力を信じて挑みたい」と期待の1年・松山和希もメンバーに入った。生まれ変わったチームで、再び箱根路に鉄紺を輝かせにいく。