久光が日立下し初戦突破 連覇へ石井優希「そこが目標」天皇杯・皇后杯
「バレーボール・天皇杯・皇后杯全日本選手権ファイナルラウンド第1日」(11日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)
リモートマッチで1回戦、2回戦が行われ、女子は新型コロナの影響で前回大会が中止になり、1年越しの“2連覇”を目指すVリーグ1部(V1)の久光が同じV1の日立を3-0で制し、初戦を白星で飾った。
日本代表でもプレーする石井優希(29)=久光=は「連覇がかかっている。そこを目標に引き締めてきた」と大会への意気込みを語った。
第1セットは25-17で取るも、2セット目は序盤からペースを握られ苦しい展開に。それでも「気持ちを切らさずにいこう」とチーム内で声を掛け合い、27-25でこのセットを獲得。最終の第3セットも2ポイント差で取り、V1対決を辛勝した。
チームは6日に年内のリーグ最終戦を終え、現在は6位と不調気味。石井は「試合を通して全然安定していない。自分たちでどう点数を取ればいいか分からない試合が続いていた」と苦悩を明かす。
苦しいチーム状況だが、「皇后杯はトーナメント制でリーグとはまた違う」と切り替える。「皇后杯を通して、また来年のリーグ再開でも自分たちの強みに自信を持って戦っていきたい」と復調のきっかけをつかみにいく。