ラグビーW杯 日本は元代表監督エディーと激突!強豪アルゼンチンも同組に
ラグビーの2023年ワールドカップW杯フランス大会の1次リーグ組み合わせ抽選会が14日、パリで行われ、2019年の日本大会で史上初の8強入りを果たした世界ランキング10位の日本は同2位のイングランド、同8位のアルゼンチン、オセアニア予選勝者、米大陸第2代表と同じD組に入った。日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(51)は、かつて日本代表を指揮したエディー・ジョーンズヘッドコーチ(60)が率いるイングランドとの対戦に意欲を燃やした。
15年W杯で日本のヘッドコーチを務めたジョーンズHCが率いるイングランドと1次リーグで激突することが決まった。ジョセフHCは「素晴らしい強豪チームとプールDで対戦できることを大変光栄で興奮している。準備していくのが楽しみ」とコメントした。
19年のW杯日本大会の盛り上がりを受けて迎えた20年。さらなる躍進を目指した日本だが、コロナ禍で予定されていた欧州勢との強化試合は全て中止となった。今年の代表活動はなかったが、19年11月に契約を更新したジョセフHCの下で継続性を重視しながら、今後準備を進めていくことになる。
この1年で代表候補選手にも動きがあった。ロックのトンプソン・ルーク(39)=元近鉄=は現役引退、WTB福岡堅樹(28)=パナソニック=は15人制日本代表からの引退を表明した。一方でフランカーのリーチ・マイケル(32)=東芝=やフッカー堀江翔太(34)=パナソニック=は次回を目指すと明言。FB松島幸太朗(27)はフランス1部のクレルモンへ、ナンバー8姫野和樹(26)=トヨタ自動車=はスーパーラグビーに活躍の場を移し、23年を見据えている。
日本は来春以降に代表活動を再開させる予定で、21年6月には全英代表ライオンズとの歴史的対戦が決定している。8強進出には一次リーグで上位2チームに入る必要がある。リーチは「どのチームとの対戦もチャレンジングであり、今からが非常に楽しみ。良いプールに入ったと思います。最高のパフォーマンスで結果を残せるよう努力していく」と決意をにじませた。