駒大13年ぶり箱根Vへ期待の1年・鈴木芽吹が2区名乗り「田沢さん頼みでは勝てない」
来年1月2日、3日に行われる東京箱根間往復大学駅伝で13年ぶり7度目の総合優勝を目指す駒大が15日、報道陣に向けオンライン会見を行った。大八木弘明監督(62)は「往路優勝して、その流れで何とか総合3番以内に入れれば」と最低目標を口にしつつ、11月の全日本大学駅伝に続く優勝を見据えた。
前回大会はエースの田沢廉(2年)が3区を区間3位で走りながらも、総合8位と奮わなかった。往路も8位だっただけに、大八木監督は「1、2、3(区)の流れが1番大事。前半流れに乗って、その流れで復路は確実に前の方でレースを進めたい」と戦略を語った。
往路優勝の鍵を握るのは、田沢だけではない。今年日本インカレの5000メートルで3位に入った期待の新人・鈴木芽吹(1年)は、希望区間にエース区間の2区と4区を掲げた。「駒沢のエースは田沢さんなので、普通に考えれば2区は田沢さん」としつつも、「今の駒沢は田沢さん頼みでは絶対勝てない。自分が2区を走って、田沢さんの圧倒的な力を他の区間で生かしたい」と力説。新戦力も“芽吹く”駒大が、箱根路を13年ぶりに沸かせにいく。