オービックが7年ぶりアメフト社会人王者返り咲き 最多9度目V 富士通の5連覇阻止

 第2クオーター、タッチダウンを決め祝福されるオービック・李(29)
 第2クオーター、タッチダウンを決めるオービック・李(中央)=東京ドーム
2枚

 「アメフト・ジャパンXボウル、オービック13-7富士通」(15日、東京ドーム)

 社会人王者決定戦が行われ、オービックが富士通に13-7で勝ち、2013年以来7年ぶり、最多記録を更新する通算9度目の優勝を果たした。オービックは来年1月3日に東京ドームで行われる日本選手権「ライスボウル」で、全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」で勝った関学大と対戦する。MVPにはTD2本を決めたオービックTB李卓(25)が選ばれた。

 試合は第1Q、李卓が1ヤードを押し込み先制TD。7-0とすると、さらに第2Qには再び李が残り7ヤードを駆け抜け追加点。TFPは失敗するも、13-0とリードを広げた。

 第2Q残り1分4秒で富士通WR松井理己(23)が難しいパスを捕球。13-7と、6点差で前半を終えた。

 第3Qは両者得点なく、迎えた第4Q。富士通の猛攻にあい、ゴール前まで迫られるも、粘りの守備で相手の4thダウンギャンブルを失敗に追い込んだ。最後は残り2秒、ゴール前6ヤードからDB久保がパスをカットし、試合終了。6点のリードを守り切ったオービックが、7年ぶりに社会人王者に返り咲いた。

 大橋誠ヘッドコーチは場内インタビューで「今日の勝利はこの7年間苦しんできたコーチや選手、スタッフの思いがやっと結実したもの。辛抱してチームを作ってきた仲間に感謝したいし、本当におめでとうと言いたい」と話した。

 34回目となるジャパンXボウルの最多連覇記録はオービックと、継続中だった富士通の4連覇。オービックは5連覇に挑んだ16年に富士通に阻まれており、その因縁の相手に新記録を達成させるわけにはいかなかった。意地のディフェンスで7年ぶりの頂点をつかんだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス