オービック7年ぶり9度目V!1・3ライスボウル関学大と激突 李2TDでMVP獲得
「アメフト・ジャパンXボウル、オービック13-7富士通」(15日、東京ドーム)
オービック(Bブロック1位)が富士通(Aブロック1位)に13-7で競り勝ち、7年ぶり9度目の優勝を果たした。前半にRB李卓の2TDランなどでリードし、終盤の相手の反撃をしのいだ。最優秀選手には李が選ばれた。富士通は史上初の5連覇を逃した。オービックは2021年1月3日の日本選手権・ライスボウル(東京ドーム)で、東西大学王者決定戦・甲子園ボウルを制した関学大と対戦する。
社会人王者についに返り咲いた。2010年から14年まで4連覇を果たした名門オービックが7年ぶりの奪還。2TDでMVPを獲得したRB李は「最高です。(オービック)シーガルズが日本フットボール界で一番強いと証明したかった」と胸を張った。
オービックが2TDを先制。後半は両者無得点の中、守備陣の粘りが光った。最後は残り2秒、自陣6ヤードまで迫られるも、相手のTDパスをカットし、試合終了。歓喜の輪が広がった。
コロナ禍のシーズンだったが、オンラインでのミーティングを増やしチームの団結力が増した。李は「始まる前から勝つのは俺たちだと強い信念を持って臨んでいた。絶対止めてくれると思っていた」。一丸の勝利だった。