角田来季がF1デビュー「小さな頃からの夢」 小林以来7年ぶり日本人ドライバー誕生
自動車レースの最高峰、F1シリーズのアルファタウリは16日、来季の正ドライバーとして下部のF2で今季3勝を挙げた角田裕毅(20)を起用すると発表した。2014年の小林可夢偉以来、7年ぶりの日本人F1ドライバー参戦となる。
角田は2016年にフォーミュラカーのレースに初出場してから5シーズンで最上位カテゴリーまで駆け上がった。F1で正ドライバーとなった日本人の中で最年少デビューとなる。「小さな頃からの夢だった。F1の舞台でレースができることを本当にうれしく思う」とコメントした。
アルファタウリは18年からホンダのパワーユニット(PU)供給を受けている。今年9月にF1初優勝を果たしたピエール・ガスリー(フランス)とコンビを組む角田に、フランツ・トスト代表は「チームにとって大きな力になると確信している」と期待した。レッドブルにもPUを供給しているホンダは、21年限りでのF1撤退を10月に発表している。