サーフィン代表候補・前田マヒナ 強さの源は『きのこの山』
東京五輪新種目のサーフィンの代表候補として注目を集めるのがサーフィンの本場、ハワイのノースショア出身の前田マヒナ(22)だ。11月初旬のジャパンオープンで初優勝したことで、来年5月に開幕する東京五輪最終予選の出場権を獲得したばかり。サーフィン界のニューヒロインはこのほど、日本の滞在先である神奈川県茅ケ崎市の「K OHANA’S」カフェでデイリースポーツの取材に応じ、五輪出場への熱い気持ちを語った。
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前田の強さはダイナミックなサーフィンだけでなく、呼吸法の訓練やハワイの大きな波に挑むことで培った冷静さだ。試合では大人びた表情を見せることが多いが、ジャパンオープンの圧勝を支えたのは、年相応のチャーミングな一面だった。
「なぜか試合のルーティンに『きのこの山』が入ってて。1個食べたらエネルギーとラック(幸運)が入ってくる気がしました」
食べることが大好きで、日本の好きなところは真っ先に「食べ物」と答える。1番好きな食べ物は選べないが、大会中は「『きのこの山』のチョコとビスケが1番おいしい」とハマっていたと言う。
前田が大会インタビューで「きのこの里が好き」と言い間違えたため、誤解した私は「たけのこの里」を差し入れてしまった。勘違いを気にする私に「これも好きよ!」と笑顔。1歳年下の大人の対応に、どちらが年上なのか分からなかった。(デイリースポーツサーフィン担当・田中亜実)