五郎丸「気力が衰えていることを感じる」【一問一答】
ラグビーの元日本代表で、来年1月開幕のトップリーグ(TL)のシーズンを最後に現役を引退するFB五郎丸歩(34)=ヤマハ発動機=が16日、静岡県浜松市内で記者会見を行い「32年間、全力で走り抜けてきた。私には残り1シーズンを戦う体力、気力しか残っていない」と決断の理由、ラストシーズンに懸ける思いを語った。以下、一問一答。
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-まだ現役でできるのでは。
「自分に気持ち、感情がなければできると思う。体力だけじゃなく、気力というものも大事。そういった気力の部分が衰えていることを感じる」
-23年W杯で日本代表に期待することは。
「(前日本代表ヘッドコーチの)エディー・ジョーンズヘッドコーチ率いるイングランドと対戦が決まったのは、何か宿命というものを感じる。最大のターゲットとして頑張ってほしい」
-ラグビーをやっている子どもたちへメッセージを。
「日本代表も19年は初のベスト8。世界レベルに上がっている。高い目標を現役トップ選手が示してくれている。そういった選手たちに負けないように、追い抜くように、日々努力をしてほしい」
-引退発表後のSNSで「自分らしく」と記していた。
「私自身は力強さをモットーとしているし、『日々の努力』『夢への近道』という言葉を大事にしている。試合だけでなく日々の生活も大事にしながら、試合に向けて、ラストシーズンに向けて努力していきたい」