貴景勝、朝乃山に7勝3敗、白鵬相手には泥まみれ「自分にとってプラスに」合同稽古

朝乃山に組み止められた貴景勝(左)=代表撮影
ぶつかり稽古で白鵬に転がされる貴景勝(手前)=代表撮影
ぶつかり稽古で白鵬の胸を借りる貴景勝(左)=代表撮影
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 大相撲11月場所で優勝し来年初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)で初の綱とりに挑む大関貴景勝(24)=常盤山=が18日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古に参加した。大関朝乃山(26)=高砂=と三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)を行い、7勝3敗と上々の実戦スタートとなった。

 持ち前の低い立ち合いで圧倒し、いきなり3連勝。突き放して、まわしを取らせず攻める姿勢が目立った。

 先場所前の合同稽古でも新大関だった正代(時津風)を指名しており、今回もいきなり大関同士の稽古と精力的。「同じ大関なんで、しっかり磨ければ。自分と対照的なので。相撲をお互いに磨ければなっていう風に、思いました。持ち味が違うので。やっぱりがっぷりになってしまうと、朝乃山関の方が有利ですし。自分の方が有利に持っていくには、離れた展開に持っていくというのがありますから。まあ稽古なので、しっかりけがしないように、高められたらいい」と、充実の口ぶりだった。

 今回の合同稽古も実戦を重ね磨いていく。「ただ毎日、強くなるために稽古してるので。合同稽古に関してはしっかり、普段肌合わせられないような(力士と)、肌を合わせられる、めったにない機会。自分にとってプラスにしていきたい」と意気込んだ。

 三番稽古後には横綱白鵬(宮城野)の胸を借り約3分、ぶつかり稽古。何度も転がされ、泥まみれになった。「ありがたいことです。感謝してやっていきたい。しっかりと胸を出していただいて。頑張らないといけないなと思いました」と、綱とりへ向け、十分に気合を入れられた。

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