朝乃山、貴景勝に3勝7敗も充実感「思い切りいけた」合同稽古

貴景勝の当たりを受け止める朝乃山(右)=代表撮影
貴景勝の当たりを受け止める朝乃山(右)=代表撮影
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 右肩負傷で大相撲11月場所を途中休場した大関朝乃山(26)=高砂=が18日、東京・両国国技館内の相撲教習所で始まった合同稽古に初参加し、大関貴景勝(常盤山)から指名され、三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)を行い、3勝7敗だった。

 コロナ禍で出稽古ができず、3月の春場所前以来となる関取相手の稽古。馬力自慢の大関に押し込まれる場面は目立ったが、組み止めれば、投げ、押しと攻めの形を作った。

 いきなり大関同士の火花散る10番。「(ほかの部屋の力士とは)半年以上ぶりの稽古だった。勝ち負けがあって、しっかり当たれるか、立ち合いからの自分の攻めを作れるかだったので。久しぶりだった。(懐かしさを)感じました。久しぶりに関取同士、きょうは大関だったので。大関に思い切りいけたと思います」と充実の口ぶりだった。

 初のカド番となる来年初場所(1月10日初日、東京・両国国技館)へ右肩の状態を見ながら慎重に仕上げていく。「悪くはないけど、そこまでまだ本調子ではないので。今は焦らずじっくりやっていって、本場所で力を発揮できればいい」と、気を引き締めた。

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