ソフトボール期待の後藤希友「上野さんのように30代後半まで…」28年ロス五輪も視野
東京五輪で金メダル獲得が期待されるソフトボール女子の日本代表が18日、合宿を行う沖縄県読谷村で報道陣のオンライン取材に応じた。“次世代のエース”候補の後藤希友(みう、19)=トヨタ自動車=は2020年の漢字1字を「戦」とし、来夏の東京五輪を見据えて「自分自身が周りに負けずに戦って、上のレベルを目指していかないといけない」とさらなる成長を誓った。
2年目となった今季は、トヨタの絶対的エースのモニカ・アボットが新型コロナの影響で来日が遅れたこともあり日本リーグ1部での先発が増加。5勝0敗の好成績で、同リーグの新人賞を獲得した1年を「試合に臨んでいく緊張感だったり、試合に臨む中での気持ちだったり、試合に対しての考え方が昨年度よりたくさん経験できた」と振り返った。
2024年のパリ五輪ではソフトボールの除外が決定されているが、28年のロサンゼルス五輪で復活すれば主力として大きな期待がかかる。後藤は「(ロサンゼルス五輪で)復活することがあるならそこを目指して今からやっていきたい」とし、それ以降も「上野さんのように30代後半になってもできれば」と話す。代表合宿で多くの時間をともにする日本のエース・上野由岐子(38)=ビックカメラ高崎=を目標に「あの年代になられてもあれだけ動けるということを目の前で見ているので、可能性が0じゃない」と、将来の姿を思い描いた。