渡嘉敷ら負傷で欠くENEOSが逆転で8連覇 バスケ女子皇后杯
「バスケットボール女子皇后杯・決勝、ENEOS87-80トヨタ自動車」(20日、代々木第二体育館)
決勝はENEOSがトヨタ自動車を87-80で破り、8連覇を達成した。大黒柱の渡嘉敷来夢(らむ=29)が右膝前十字靱帯断裂するなど、負傷者を多く抱える中で迎えた決勝の舞台だった。
第1Qは、トヨタ自動車が厳しいディフェンスから速い攻撃を仕掛け、流れをつかんだ。18-27とトヨタ自動車が9点リードで終えた。
第2Q、ENEOSは宮沢夕貴、中田珠未を中心に得点。41-47と、6点差まで詰めて折り返した。
第3Qは、トヨタ自動車が三好南穂の3点シュートや、馬瓜エブリンの1対1で加点。対するENEOSも、中村優花を中心に終盤一気にたたみかけ、最後は中田のジャンプシュートで逆転。64-63と試合をひっくり返し、最終クオーターを迎えた。
第4Q、ENEOSはスピードのある宮崎早織、岡本彩也花を起点としたドライブで果敢にアタック。相手のファウルを誘いながら、フリースローで加点し、勝利をたぐり寄せた。