大相撲 10カ月ぶり力士会開催へ 「今年の締め」一丸ムード高める
日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は21日、電話取材で24日に十両以上の関取で構成する力士会を行うことを明かした。コロナ禍で中止が続いていたが春場所前以来、10カ月ぶりの力士会となる。
東京開催場所の責任者である尾車事業部長(元大関琴風)から関取に対し、今年1年のねぎらいと、今後に対する改めての注意喚起が行われる。
芝田山部長は「今年は力士会をずっと開いていなくて、年末なのでね、1回関取に集まってもらって。とにかく外出禁止ということでふびんな思いをしているかもしれないが、協会が一場所一場所、場所を開催して、乗り越えていくためには辛抱だという話を事業部長にしていただきたいと思う」と説明した。
新型コロナ感染拡大の中でも今年は何とか本場所では感染者を出さなかった。「特別なことがない限り集まる必要はないということでやってきたけど、今年の締めとして。集まって現状を知ってもらうのも大事。自分勝手な行動をしたら大変なことになるという認識を持ってもらいたい」と、来年も一丸ムードでコロナに立ち向かうためにも、しっかり1年を締める。