サーフィン・五十嵐カノアが5位 日本語でファンに呼びかけ「みんなの応援を」
「サーフィン・ビラボン・パイプマスターズ」(20日、オアフ島)
プロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の男子開幕戦で、五十嵐カノア(木下グループ)は5位だった。3回戦は12・33点をマークしてジャジソン・アンドレ(ブラジル)を下したが、準々決勝は7・06点でガブリエウ・メジナ(ブラジル)に敗れた。2016、17年の年間王者、ジョン・フローレンス(米国)が決勝でメジナを破って優勝した。CTは新型コロナの影響で20年シーズンが全戦中止となり、21年シーズンが例年より3カ月前倒しで開幕。スタッフのコロナ感染で一時中断したが、全日程を消化した。
19年を自己最高の年間6位で終えた五十嵐は、開幕戦5位と上々のスタートで存在感を示した。世界屈指の大波が立つオアフ島パイプラインで行われ、波が巻いてつくるトンネルをくぐる「チューブライディング」の出来が鍵を握る今大会。3回戦では2度決めて勝利をたぐり寄せた。
今季CTは合間に東京五輪を挟む。3回戦後の現地インタビューでは自ら「日本語で話してもいいかな」とリクエストし「みんなの応援をよろしくお願いします」と日本のファンに呼び掛けた。来年1月、再びオアフ島で開催される第2戦にも期待だ。