バドミントン松友が「カネマツ」で再出発星 元ペア高橋さんからは「頑張ってね」
「バドミントン・全日本総合選手権」(23日、町田市立総合体育館)
女子ダブルスで16年リオ五輪金メダルの松友美佐紀(28)が、金子祐樹(ともに日本ユニシス)とのペアで、大学生ペアに2-0で勝ち上がった。「個人的にはミックス(混合)ダブルスだけの出場は初めて。とにかく緊張した」と笑顔を見せた。
松友にとって、13年間ペアを組んだ高橋礼華さんが8月に現役引退し、混合ダブルスに主軸を変更して以来、初めての実戦。第1ゲームでは終盤まで相手にリードを許したが、動きを修正して対応するなど経験値の高さを見せつけた。
高橋さんからは試合前に「頑張ってね」と温かいメッセージももらった。「応援してくれてる」と笑顔で話した松友は、「(今大会は日本)代表を決めるし、まずはここで結果を残せたら」と気合十分。金子も「最終的な目標は世界で勝つ」と大きな夢を描く。互いを名字で呼び合う「カネマツ」ペアが、国内最高峰の舞台で新たなスタートを切った。