高安「もう1回上に」大関奪還&初優勝へ 合同稽古最終日、気迫全開ハッスル締め
大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古の最終日が23日、国技館内の相撲教習所で行われ、元大関の小結高安(30)=田子ノ浦=が関取衆の申し合い稽古で16勝6敗と気迫全開に締めた。前日こそ疲労で休養したものの中1日で“再出場”。この日、参加関取は4人で計24番中、22番を高安が取った。
阿武咲(阿武松)とは頭から激しく当たる白熱ファイト。「最終日、気持ちよく締めることができた」と会心の笑みを浮かべた。
計5日間で番数を重ね、大関朝乃山(高砂)を圧倒。2日目に対戦した横綱白鵬(宮城野)にも5勝9敗と食らい付くなど、質、量ともに手応え十分だ。
新年場所から目指すは大関奪還&初優勝。「また新しいものを見つけてもう1回上に上がりたい。千秋楽まで優勝争いに絡む」と、目標を掲げた。
8月には演歌歌手の杜このみ夫人と結婚し、年明け2月にも第1子が誕生する。「だいぶ奮発材料になっています。励みにしていきたい」と一家の大黒柱として燃えている。